2021年4月 優秀作品【小学校高学年】

選者選評 石神澄璇

毛筆

※作品は押すと単体で表示されます

<小4 八段>
青島 和
しんちょうな筆運びで、心のこもった線がすてきです。
<小4 七段>
遠藤 有衣
墨がしっかりと入ってどうどうとした作品になりました。
<小4 二段>
後藤 健太
四文字のバランスがよく、安定感があります。
<小5 九段>
永嶋 祐衣
伸びやかな線で、自信を持って書けています。
<小5 八段>
松浦 陽菜
素直な線で、のびのびと書けています。
<小5 七段>
佐久間 大和
起筆がしっかりできていて、力強い作品になりました。
<小5 六段>
新村 奏斗
筆がよく立って、きれいな線で書けています。
<小5 二段>
鈴木 紬
基本に忠実で、お手本をしっかりとみて書けました。
<小5 初段>
花岡 漣
きれいな筆使いで、安定感のある作品です。
<小6 特待生>
青島 庵
自信をもって書いています。字肌のきれいな作品です。
<小6 特待生>
鈴木 昊
基本の筆使いができて、形もすばらしいです。
<小6 十段>
渡邉 奈央
おだやかな線質で、ゆったりと上品に書けました。
<小6 四段>
須藤 日奈子
一画一画を丁寧にまじめに取り組んだ様子がわかります。
<小6 三段>
太田 侑希
各文字の中心がしっかりしていて安定した作品です。
【選出所感】
四年生の課題は難しかったですね。「少」の2つの点の位置と左払いの長さ。2点目が下だったり、最後の一画「ノ」が長すぎたりすると「年」がいじけてしまいます。「の」は形がよかったです。「心」のはねの角度は点点の間に書きましょう。一つ目の点は紙の中心です。
五年生は、元気よく夜桜見物をしているような作品ばかりでした。それぞれ3つのパーツからできていますが、大きさも位置も文句のないところに書かれていました。払いもとても伸びやかで気持ちよく審査できました。
六年生、卒業式を間近に控えて、「卒業記念」を皆さん立派に書いてくれました。一本の線をしっかりと書くということは、今、この時をしっかりと前向きに生きていることに通じます。総画39本の線を集中して書いてくれたその心持を忘れることなく「中学生活」に移行してください。みなさんの前途を祝します。

硬筆

<小4 八段>
青島 和
一字一字ていねいに字形に気をつけて書けています。
<小4 初段>
中澤 日菜
ゆっくりと気をゆるめずに緊張感をもって書けています。
<小5 十段>
深谷 志歩
力強い線でどうどうとした作品です。
<小5 八段>
梅村 桃子
安定した書きぶりで、とてもていねいにまとまりました。
<小5 五段>
布施 日夏里
入筆、止め、はね、はらいがきちんとできています。
<小5 七段>
小泉 知輝
きれいな線でのびのびとした鉛筆はこびです。
<小5 三段>
川﨑 汐音
やさしく、明るい線で全体的によくまとまっています。
<小6  特待生>
青島 庵
文字の中心がしっかりしていて、安定感のある作品です。
<小6 九段>
渡邉 奈央
堂々とした線で、字形も整い立派に書けています。
<小6  四段>
須藤 日奈子
線がとてもしっかりとしています。スケールの大きな漢字。
<小6 三段>
山田 康紀
一画一画ていねいに字形に気をつけて書けています。
<小6 初段>
須藤 夏乃子
力の入った線で、迫力のある立派な作品です。
【選出所感】
四年生は、わずか2点しか選ぶことができませんでしたが、この2点は本当によく書けています。五年生や六年生に負けないレベルです。そして同級生の模範になる作品です。毒を母と間違えて、スマホ版になれなかった子がいます。本当に残念でした。
五年生、力をつけてきましたね。車へんや、リッシンベンのようなヘンもしっかりと左長く、右短くなっていますね。岡田の法則「ヘンは横向き、おもてなし」が頭に入っていて、脳内文字の形もパーフェクトなのでしょう。この中で小学校では下手という子がいますが、それは心の問題です。小学校でも落ち着いて書いてくれればよいのです。きっと素晴らしい最上級生になってくれると思います。
六年生。「ご卒業おめでとう」。「四季の書」をやっていて、スマホから素敵な六年生にお祝いの言葉をかけられることを幸せに思います。文字を大切にし、書を愛し、今を真剣に生きる人となってください。皆さんの書いた鉛筆の一本一本の線が希望です。