2022年09月 優秀作品【幼年・小学校低学年】

選者選評
【毛筆】大村清琴 【硬筆】佐々木笙扇

毛筆

※作品は押すと単体で表示されます

<幼年 8級>
山下 陽向
ふとくおおきく、げんきいっぱいにかきました。
<小1 1級>
亀川 つむぎ
ゆっくりとていねいにかいています。
<小1 7級>
松久保 良太
ふたつのむすびがただしくかけました。
<小2 二段>
榎本 美咲
こころをこめていっしょうけんめいかいています。
<小2 初段>
川原 範幸
せんとせんのつきかたやおわりの長さがてきせつです。
<小3 三段>
貞松 杏
一字一字がとてもしっかりとした線で大きさもそろっています。
<小3 4級>
杉山 林檎
気もちよく、のびのびと書いています。
<小3 9級>
髙橋 蒼希
すみをたっぷりつけ、いっしょうけんめい書きました。
【昇段試験対策】
「こ」の2ほんのせんは、うえが”おやま”のせん、したが”おさら”のせんです。2ほんともまっすぐのせんではありませんよ。「め」は1ほんめが、”せぼね”(ちゅうしんせん)でおわります。2ほんめは、たかいところから、ひだりしたにむかって、とまって・とまって・はらう、のリズムでかきましょう。
「か」は、せぼねでカーブです。2ほんめのせんのところで、しっかりと、ふでをたててください。さいごの点は、大きくあけて、3のせんのところにうちます。「み」のよこせんは、かみのまんなかにかきますよ。”せぼね”でおれるのではありません。「み」のななめのかくは、きりんさんのくびのようにながく、むすびは三かくけいをつくりましょう。
「月」の一画目は、とちゅうまでまっすぐ下に向くような気持ちではらいましょう。中の四角の空間は同じ大きさにしましょう。はねは一度毛先を上に向けてから、おしゃもじでごはんをもるようにはねます。「光」は二画目と三画目が、四画目の横線にさわらないようにしましょう。五画目と六画目の始筆は横線の下に浅く接するようにします。はねは、ゆっくりと上にはねます。
「すんだ空」とうぜん空を一番大きく書きます。「す」と「だ」の中心が同じ高さになるように、もちろん「ん」と「空」の中心もそろえることが大切です。「す」と「ん」のはらいは、ゆっくりと伸びやかに!「空」のアナカンムリの横画より「エ」の横画が長くならないように注意してください。

[岡田明洋]

硬筆

<幼年 8級>
山下 陽向
ていねいにちからづよく、なみのおとが聞こえてます。
<小1 8級>
谷 英理咲
力づよく書いています。とめもしっかりするよ。
<小2 初段>
川原 範幸
のびのびとした線で明るい感じがつたわります。
<小2 4級>
竹中島 愛奈
どの字も集中してしっかりかけましたね。
<小3 二段>
竹内 天花
落ちつきのある書きぶりでよくまとまっています。
<小3 8級>
井出 甚汰
力づよく書いています。とめもしっかりするよ。
【昇段試験対策】
この前、心光会と葵光会のみなさんは、五十音表をなにも見ないで書きましたね。お手本なしで、自分の頭の中にある文字が正しいかどうかをチェックするテストですね。脳内文字がしっかりできていましたか?せぼね(中心線)でとまる横線は、「お・た・な・む」。せぼね(中心線)でおれる線は「ひ」。マスの真ん中に書いて折れる線は「そ・み・る・ろ」。せぼね(中心線)にうつ点は「う・え・ふ・ら」。上がそと、下がうちのカーブは左かいてんのカーブでかく「そ・て・と・を」。むすびの「な・ぬ・ね・ま・よ」はさがって、あがって、あがって、さがる、ですよ。「ぬ、め」はさいしょの線をみじかく。「れ・わ」は一本目のたてせんと二本目のよこせんがまじわるよ。
ようちえんのみんなには、うんどうかいのきょうぎを3つかきました。上にかいたもじのおまじないをしっかりおぼえて書こうね。
小学生のみなさんも、せぼね(ちゅうしんせん)にどのようなせんや点がかかれているか、お手本とみくらべましょう。一年生の「て」のカーブはせぼね(中心線)よりひだりにこないよ。「あ」はせぼね(中心線)の左でとまるよ。
二年生と三年生で書き順の間違えやすい字は、「何」と「油・乗」です。書き順は大切です。間違えると字の形がおかしくなります。そしてもう一度姿勢チェック。背骨がまっすぐで、おへその下に力をいれているかの確認をしようね。

[岡田明洋]