漢字規定部 初段以上
碁局長夏を消す
囲碁してくらし難き夏の長き日を知らずに送る。
【手本解説】
今回は、碁が欧陽詢の息子の通の書である以外は、すべて欧陽詢の書いた九成宮醴泉銘と皇甫誕碑の中に収められていましたので、理知的でスタイルの良い正統唐代楷書の表現としました。もう少し背勢にしても良かったようです。
二つ目の行書ですが、一行目の字面が、王羲之・米芾・王鐸によって書かれてはおりませんでした。仕方なく、後半の長・夏にマッチするような書き振りを心掛けました。向勢気味の懐の広いゆったりとした書作を心掛けて下さい。 三つ目は、隷書ですが、これも碁・局は収録されていませんでしたが、普段勝手の隷書といいますか、水平・垂直・扁平・波勢・波磔(はたく)だけを意識して書いたものです。
四つ目は、「馬王堆簡帛文字編」を引いたものですが、この字典に収められている文字は比較的、扁平なものが多かったので上手く、半紙にまとまりました。局は尺と口(さい)に従う。屈肢葬のものに祝禱(しゅくとう)を加えた字ということになります。
今回は、碁が欧陽詢の息子の通の書である以外は、すべて欧陽詢の書いた九成宮醴泉銘と皇甫誕碑の中に収められていましたので、理知的でスタイルの良い正統唐代楷書の表現としました。もう少し背勢にしても良かったようです。
二つ目の行書ですが、一行目の字面が、王羲之・米芾・王鐸によって書かれてはおりませんでした。仕方なく、後半の長・夏にマッチするような書き振りを心掛けました。向勢気味の懐の広いゆったりとした書作を心掛けて下さい。 三つ目は、隷書ですが、これも碁・局は収録されていませんでしたが、普段勝手の隷書といいますか、水平・垂直・扁平・波勢・波磔(はたく)だけを意識して書いたものです。
四つ目は、「馬王堆簡帛文字編」を引いたものですが、この字典に収められている文字は比較的、扁平なものが多かったので上手く、半紙にまとまりました。局は尺と口(さい)に従う。屈肢葬のものに祝禱(しゅくとう)を加えた字ということになります。
[岡田明洋]
漢字規定部 特級以下
赫風(かくふう)宇を灼(や)く
夏の暑い風が家を焼く。
【手本解説】
特級以下の皆さんの課題もすべて欧陽詢の九成宮醴泉銘に書かれている文字です。スックと立ったスタイルの良い字形を生むために、充実した縦画を描くようにしましょう。カゼカマエの背勢の構えは三分の一くらいまで絞って、力を溜めて右下へ向かいます。
対称的なのが、二つめの円筆の磨崖碑風に表現した北魏楷書体です。赫の点の個数も面白いですね。字はウカンムリに禹で作ります。穂先をからげて入る蔵鋒に挑戦してみましょう。
三つ目は行書です。左の赤の最後の点は打たないで右の赤を書きます。一画省略したこの体もおシャレですね。左サイド、上部を大きく広くとった形が王羲之の行書の美意識です。
最後は隷書です。集字した漢碑は、四つとも違う拓本から取ったものですが、統一感がとれた作品になればしめたものです。隷書で蔵鋒を学ぶと、筆の扱い方が巧みになりますし、隷書の造型が、後の草・行に影響を与えていることにも気付かれると思います。
特級以下の皆さんの課題もすべて欧陽詢の九成宮醴泉銘に書かれている文字です。スックと立ったスタイルの良い字形を生むために、充実した縦画を描くようにしましょう。カゼカマエの背勢の構えは三分の一くらいまで絞って、力を溜めて右下へ向かいます。
対称的なのが、二つめの円筆の磨崖碑風に表現した北魏楷書体です。赫の点の個数も面白いですね。字はウカンムリに禹で作ります。穂先をからげて入る蔵鋒に挑戦してみましょう。
三つ目は行書です。左の赤の最後の点は打たないで右の赤を書きます。一画省略したこの体もおシャレですね。左サイド、上部を大きく広くとった形が王羲之の行書の美意識です。
最後は隷書です。集字した漢碑は、四つとも違う拓本から取ったものですが、統一感がとれた作品になればしめたものです。隷書で蔵鋒を学ぶと、筆の扱い方が巧みになりますし、隷書の造型が、後の草・行に影響を与えていることにも気付かれると思います。
[岡田明洋]








