2026年08月 お手本【一般 臨書部】

臨書部

「臨米芾張季明帖」
真行相間長史

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【手本解説】
真、王羲之の書いた集字聖教序、ご自分の字典をご覧になって下さい。十から目の間の空間を本当に広くとってあります。目のサイドの空間もゆったりとってあります。そして、下の点々は、人の草書のような形で小さく書かれています。あれほど王羲之を崇拝していた米芾にしては、想像もつかない形です。也を書いてから、下の余白が広過ぎたので、わざと点々を大きく書いたのでしょうか。
行と相はギョウニンベンとキヘンを大きく描いています。この形の取り方こそが王羲之の美学を継承している米芾の真骨頂の字と言えます。
間は、月を小さく書くことで、モンガマエの広がりが強調されます。
長・史はともに頭でっかちなのが一目瞭然ですね。唐代楷書と比較すると重心の高さが全く違っていると言わざるを得ません。王羲之の書は重心が低く安定感のある造型だということを米芾の臨書から学んで下さい。

[岡田明洋]