2023年06月 優秀作品【小学校高学年】

選者選評
【毛筆】沖村春岑 岡田明洋 【硬筆】望月碧雲 岡田明洋

毛筆

※作品は押すと単体で表示されます

<小4 五段>
貞松 杏
一点一画気持ちをこめて書きました。すばらしい。
<小4 四段>
竹内 天花
ゆっくりとていねいに筆を運びました。りっぱです。
<小4 三段>
浅山 佳槻
お手本を良く見てしっかりと仕上げました。
<小4 1級>
𠮷永 太陽
筆の入り方やハネがとてもきれいに書けています。
<小5 特待生>
青島 歩
生き生きとした線がすばらしい。字形もきれいです。
<小5 特待生>
深谷 ゆり
毛筆らしいやわらかで温か味のある線が美しい。
<小5 十段>
長岡 璃奈
入画や終筆部分がきれいに整っていて気持ちの良い作。
<小5 二段>
塩見 心
のびやかな線で、さわやかさを感じる作品です。
<小5 特級>
林 珠羽
すべての線を、筆をしっかり立てて書けました。
<小6 八段>
渡邉 寿鶴
紙面いっぱいのびのびと書かれ、スミの入りも良い。
<小6 七段>
福島 舞花
正確な筆づかい。スケールの大きさを感じる作品。
<小6 六段>
青木 史織
筆の穂先をしっかり意識した美しい線です。
<小6 六段>
村田 星夜
すっきりとした線。ハライが上手です。
<小6 六段>
小泉 奈央
入筆や折れの部分がとてもきれいに書けています。
<小6 五段>
谷 駿佑
すっきりとした素直な線です。この調子で書いて下さい。
<小6 四段>
坂田 愛浬
ていねいな筆の運びがすばらしいです。
【選出所感】
「青い小鳥」はむずかしそうですが、比較的よく書けていました。横画が多い課題でしたが、等間隔に書けていましたね。「同じ枝豆の粒が入るようにね」と指導しましたが、よくまもって書いてくれました。思わぬところが、あまり上手に書けていませんでした。「ハネ」です。すべての文字に「ハネ」がありますが、やせた細長い「ハネ」でした。しっかりと三角形の「ハネ」にしたかったですね。
五年生の「新茶」は思ったより、難しい課題でした。というよりは、見栄えがしない作品となってしまいました。左右の払いの練習、横広となる偏と旁の「新」と二階建ての「茶」の二文字ですが、「茶」が貧弱になってしまった作品が多かったですね。今回は少し名前の書き振りが良くなかったようです。その中で五年生二人が特待生に合格しました。合格おめでとう。みんなも二人に続こうね。
六年生の「広い世界」語句のイメージを十分に表現してくれた「広い世界」ばかりでした。六年生の充実ぶりには本当に感心します。掲載されたかどうかは、紙一重の差です。起筆の強さ、紙の墨の入れ方、ちょっとした収筆の乱れ。こんなところを注意して切磋琢磨してください。

[岡田明洋]

硬筆

<小4 七段>
貞松 杏
線に勢いがあってまよいなく書けています。
<小4 三段>
土切 仁湖
やさしい線でゆっくり書けました。
<小4 特級>
𠮷永 太陽
強い線でじっくり書けました。
<小5 十段>
青島 歩
字形が正確で完成度の高い作品です。
<小5 十段>
深谷 ゆり
力みなく素直な線で書けた良い作です。
<小5 九段>
長岡 璃奈
自信あふれる堂々とした作です。
<小5 五段>
松村 直太朗
一字一字ゆっくり最後まで集中して書けました。
<小6 特待生>
渡邉 寿鶴
特待生おめでとう。正確な字形ですばらしい作です。
<小6 九段>
村田 蒼空
はねはらいに勢いがあって動きのある作です。
<小6 八段>
小泉 奈央
お手本の位置をよく確認しながら書けました。
<小6 六段>
谷 駿佑
縦長の字形ですっきりとした作です。
<小6 五段>
福島 舞花
起筆終筆に気を配り力強い線で書けました。
<小6 五段>
中司 沙英
一字一字字形に気を配りていねいに書けました。
<小6 特級>
小野 奏
細身の線でさわやかな作です。
【選出所感】
四年生の中で、入会まもなくもお子さんの中で、相当高い意識を持って書いてくれている子がいます。中心線(せぼね)にどの線がくるかを考えましょう。「飛、菜、表」の二画目の縦画はすべて中心線上に引きます。左払いのある字は、下の部分を右に引きます。「席」の縦画は中心線ではありませんよ。
五年生に偏の縦線の位置を一本線になるようにしましょう。と対策のところで書きましたね。「任、現、情、技、複」の縦線のことです。偏は大体の字が、中心線(せぼね)に触れることはありません。つまり、偏は狭く、旁は広く構えることが大切です。「解」の「角」の右縦線が中心線に触れていますが、これは例外です。
六年生。硬筆も立派です。掲載されなかった子もくよくよしてはいけませんよ。「もっと上から書こうね」とか「ここは払っていないよ。」だとか、「ここはお財布からお金がこぼれるよ」などと注意したことが、遠い昔のことのように思い出されます。あと十ヶ月で中学生です。もっともっとレベルをあげましょう。

[岡田明洋]