2026年01月 優秀作品【中学生】

選者選評
【毛筆】佐藤綵雲 【硬筆】山田淥苑

毛筆

※作品は押すと単体で表示されます

<中1 特待生>
深谷 ゆり
行意もたっぷり、のびやかな線で余裕さえ感ずる作。
<中2 十段>
木谷 駿佑
文字の中心が通っている。柔らかな線で温和な作。
<中2 八段>
中司 沙英
行書の楽しさを感じられる作品です。氏名の位置は内側に!
<中2 七段>
小嶋 明里
さあやるぞと言う思い入れの溢れている文字。立派です。
<中2 六段>
小野 奏
気迫を感じさせる行書。今後がとても楽しみです。
<中3 特待生>
末永 実以
字の中心線を通して良いです。もっと大胆に連綿線を!
【選出所感】
みなさんが、習っているのは、行書という書体です。みなさんが小学生までにならってきた書体は、楷書といいます。基本的に、①右上がり②起筆・送筆・収筆という3ポイントを有しています。これに対して、行書は①曲線を用いる②点画が連続性を持つ③点画が省略されることがある、を意識して書くことが大切です。
野球のベースランニングのように(もちろん進行方向は野球とは逆の時計回りになりますが)たるみを生かして送筆すると①の曲線を用いることが出来ます。そして、つなげるつもりで書くことです。一点一画が一本で成立する楷書とは異なり、連続する意識を一番大切にして下さい。
聖の王の二画目から三画目、夜の夕から右払いにかけては、円運動を利用しながらつなげてゆくと良かったですね。連続する線も、ゆっくり毛先を意識して書きましょう。

[岡田明洋]

硬筆

<中1 特待生>
深谷 ゆり
ペンの開閉を使って流れるよう!平仮名もすごくいいです。
<中2 八段>
中司 沙英
字形がとても良くて行も立っています。筆圧もいいね。
<中2 六段>
小野 奏
文字の大きさがとてもいいです。もっと細い線で書こう!
<中3 特待生>
末永 実以
線の細太が際立つ!俳句は流れがあって美しいです。
【選出所感】
中学生のペン字をみると、筆圧が強すぎる子と軽すぎる子の二つのタイプがあるようです。
強すぎる子は、握る力が強すぎる、ペンと紙が平行になっていてペン先が開きやすくなっているのかな。特に縦線と右払いが太くなってしまう子はそうかもしれません。ペンの腹を少し右に傾けて、筆の側面を用いるようにすると細くなります。軽すぎる子は、握る力が弱いか、ペンを立てすぎているのかもしれません、インクの出が悪かったり、線がかすれてしまう。縦線に太さが出ない子はもう少しペンを寝かせてみましょう。60度位になっているか動画で撮ってみてはどうでしょうか。
どちらにしても、ペンの角度を意識しながらゆっくりとペン先を進めることが大切です。そして、つなげ方と崩し方を頭の中にインプットして下さい。

[岡田明洋]