2025年03月 優秀作品【中学生】

選者選評
【毛筆】沖村春岑 【硬筆】望月碧雲

毛筆

※作品は押すと単体で表示されます

<中1 七段>
中司 沙英
細身ながら動きの大きな、すっきりとした作品です。
<中1 四段>
小野 奏
流れのある、行書らしい作品。爽やかさを感じます。
<中1 三段>
小嶋 明里
とても素直に書いていて、好感の持てる明るい作。
<中2 十段>
末永 実以
紙にくい込む様な黒々とした線。落ちつきがあります。
<中3 特待生>
深谷 志歩
線に伸びやかさがあり、作品が大きく見えます。
<中3 特待生>
浦 ひまり
力強く勢いのある字。とても気持ちの良い作品です。
【選出所感】
以前は、一年生と二・三年生とでは、課題を変えていました。応募点数が少ないので、切磋琢磨してもらうために、三学年同一課題としました。一年生には、少し不利になるかもしれませんが、上級生の書き方と比べて何が足りないかを考えながら書作に励んでください。
基本的には速く書かないということです。速く書いて、方向を間違えたり、急にストップをかけて、そこで流れが止まってしまうようなことがあってはいけません。理の2画目から3画目にいく時、筆が裏返しになるといいですね。9画目の縦画から10画目につながるところも同じです。毛先が外に表出しないようにしましょう。難しいですが、王から里へ、木から目にいく時もつなげる気持ちで運筆しましょう。駿佑くん、名前がしっかり書けています!

[岡田明洋]

硬筆

<中1 七段>
中司 沙英
連綿線を意識して、なめらかな線で書けました。
<中1 四段>
小嶋 明里
ふところの広いおおらかな作で集中して書けました。
<中2 特待生>
末永 実以
力強い線で、一字一字気持ちを込めて書けました。
<中2 六段>
土屋 凜佳
細身のすっきりとした線で、丁寧に書けました。
<中3 特待生>
深谷 志歩
緩急をつけた線で、躍動感のあるすばらしい作品。
<中3 特待生>
浦 ひまり
運筆が丁寧で、落ち着いた作品に仕上がりました。
【選出所感】
今日、三菱鉛筆から製造されているボールペンがとても書き易いということをテレビで知りました。
四季の書での私の範書は、中学生のみなさんには、ペン先・ペン軸・墨汁という用具で書いています。ペン先の背と腹の角度を理解していただき、ペン軸の角度までチェックします。それらの角度が悪いと墨汁が紙面につかなかったり、反対にペン先が広がりすぎて1ミリ以上の太い線になってしまいます。つけペンを用いれば、筆記用具を扱うときの美しい角度になってくれる。つまり持ち方の矯正にも有効かと思っています。
デスクペンで書いてくれている生徒もいますが、安定感はあるものの、滑らかな肥痩の変化を持った線にはなりにくいように思われます。
さて、テレビで見た書き易いボールペンを使ってその感想を次回述べてみようと思います。

[岡田明洋]