2021年3月 優秀作品【中学生】

選者選評 大村清琴 沖村春岑

毛筆

※作品は押すと単体で表示されます

<中1 特待生>
田村 奈穂
筆づかいの正確さ、字形の美しさともに素晴らしい。
<中1 十段>
遠藤 衣月
入画やハライの筆づかいがすばらしい。美しい作品。
<中1 九段>
土井 千亜希
勢いのある線で気持ちの良い作品になった。
<中2 特待生>
梅村 舞子
スピード感あふれる作品。キレのある線がすばらしい。
<中2 特待生>
三津山 創太
深くくい込んだ力強い線。堂々とした作。
<中2 十段>
鈴木 理斗
すっきりとした軽やかさのある行書作。
【お習字のお話】
音羽町教室は椅子を用いています。椅子の下に座布団を丸めたものを置いて、その上にお尻を乗せることに恥ずかしさを感じるのか嫌がる生徒もいますが、だまされたと思って実践し続けてください。座布団を丸めたものをお尻の下に入れると骨盤が立つのです。そうすると、①集中力がつく、②発想力が豊かになるそうです。お習字をやることで集中力がつくという効果はあると思っていましたが、骨盤が立った座り方をすると発想力が豊かになるというのですから新たな効用が身につくと思って座布団を丸めたものをお尻の下に置いて座りましょう。
(硬筆の部へまだまだ続きます。是非お読みください。)

硬筆

<中1 十段>
遠藤 衣月
シャープで切れのある線がとても魅力的です。
<中1 八段>
門田 律希
ゆっくりていねいに書かれていて気持ちんの良い作。
<中2 特待生>
杉山 真那夏
伸びやかな線が美しい字形も良くとれています。
<中3 特待生>
新村 七斗
おおらかな書き振りで明るさを感じる。
【お習字のお話】
正座が実は相手をしびれさせる方法であったとは驚きです。茶道でも華道でもあぐらをかいて立ち居振る舞いをすることはありませんね。お習字でも正座をするとばかり思っていましたが、あぐらをかいてお尻の下に座布団を丸めたものを置いて書くことで、丹田(おへその下)にも力が入り、集中力も発想力もつくとは、新たな発見です。
紙の位置も体の正面に置くというのもどうでしょうか。結論から言えば、お手本と半紙の間におへそが来るようにするのが良いかと思います。背骨が左に倒れることはなくなります。お手本と書く文字、双方を同じ距離で見られるというメリットもあります。
今までの先入観を改める新しいお習字の勉強法を考えていきたいと思います。