2025年12月 優秀作品【小学校高学年】

選者選評
【毛筆】鈴木白峰 【硬筆】望月碧雲

毛筆

※作品は押すと単体で表示されます

<小4 七段>
髙橋 太瑛
小ぶりながらじゅうじつした線で書かれています。
<小4 六段>
小野 朔
字の形が美しく、二文字が中央にそろっています。
<小4 4級>
井出 圭彦
大きくりっぱな作品。雪の点をていねいに書こう。
<小5 十段>
平野 世津子
のびのびとスッキリした作品にまとめました。
<小5 九段>
坂田 愛純
起筆から終筆までキレのある線でさわやかな作品です。
<小5 九段>
川原 範幸
四文字を上品にまとめました。春のはらいがおしい!
<小5 九段>
榎本 美咲
角の部分や終筆も手を抜かずていねいに書いています。
<小5 三段>
山口 紗幸
すみをたっぷりつけて、充実した線で書けました。
<小5 三段>
木田 日菜子
たて長のスペースに工夫して四文字を配置しました。
<小6 九段>
竹内 天花
上下のバランスや線の間かくに注意した美しい作品です。
<小6 八段>
杉山 林檎
それぞれ異なる横画の長さを意識して書けました。
<小6 八段>
佐野 華音
小ぶりに品よくまとめました。名前も上手です。
<小6 七段>
𠮷永 太陽
横画が多い葉を、間かくを均一にして美しく書きました。
<小6 五段>
原田 和虹
紙の横はばもいっぱいに使った、迫力のある作品です。
【選出所感】
四年生。「風雲」とても難しい課題でしたね。特に”風”のカゼガマエの形とその中の虫の大きさが課題でした。カゼガマエは内側にそって、三分の一くらいから左下に向かいましょう。虫の縦線を三等分するように口を立派に書きたかったですね。雪の点の打ち方が雑なのは、だめですね。点でも線です。
五年生。十一月なのに「小春日和」です。とてもみなさん、よくかけています。起筆・収筆のまとめ方が上手になりました。横線と縦線の筆圧の違いを表現できるようになると良いですね。そのようにすると太細の変化が生まれます。当然、楷書は縦線を太くしましょう。
六年生。硬筆のところでも述べましたが、少し筆圧が弱いですね。もっと鮮やかな紅をイメージして枯れない葉を表現してほしかったですね。二文字の時は、学年と名前をもっと堂々と書くように心がけましょう。書き初めの時はフルネームですから!

[岡田明洋]

硬筆

<小4 六段>
小野 朔
起筆の引き、左払いのスピード感が素てきです。
<小4 六段>
髙橋 太瑛
ゆったりと伸びやかな作品です。漢字の縦線はすい直に!
<小4 四段>
孫 煒懿
文章の十六文字とても良い。漢字ゆっくり書こう。
<小4 特級>
井出 圭彦
はちきれるエネルギー!でも、平仮名は少し小さく書こう。
<小5 十段>
川原 範幸
今年度、一番の快作。この調子を維持しましょう。
<小5 八段>
榎本 美咲
この頃、硬筆の書き振りに安定感が出ました。更に飛躍を!
<小5 七段>
青木 理緒
左払いに伸びがあります。右払いは、止めて横にはらおう!
<小5 二段>
山口 紗幸
名前→本文→漢字の順番に書きましょう。本文とても良い!
<小6 特待生>
貞松 杏
名前→本文→漢字の順番に書きましょう。力強く切れ佳し!
<小6 十段>
竹内 天花
起筆の用い方とても良く、圧倒する力強さが感じられる。
<小6 九段>
土切 仁湖
おだやかな書き振り。これに力強さが加わっても良い!
<小6 六段>
𠮷永 太陽
素直で、かつ、力強い作。感謝とても素晴らしい書き方です。
<小6 五段>
原田 和虹
落ち着いた運筆。奏のような右上がりをすべての字で。
<小6 三段>
小幡 隼大
手本を見ようと心掛けていますが、右上がりもっと表現しよう。
【選出所感】
四年生のみなさん、先月の昇段試験の時は、しっかりとした硬筆作品を書いてくれましたが、今月は、どうも手抜きの作品を多く目にしました。転折が折れてなくカーブ。左払いが止まっている。右払いが止まって横に払う、ができていないなど!!口にあなが空いていることはないようにしてください。
五年生も先月に比べると安定感がなかったようですね。マスからはみ出した字。文章の平仮名の終筆で「に・て」がながれているもの。漢字の横画が右下がりになっている「価・採・雑」の字はおかしいですよ。漢字の横画は右上がりにすることで意思の強さを表現します。でもやりすぎには要注意ですよ。
六年生。やはり少し筆圧が弱い作品があります。私のお手本の鉛筆は2Bのものを用いています。うす目、細目、弱目と感じる生徒さんたちは3Bを用いても良いかもしれません。
書き順要注意は「誠・善・糖・卵」です。あと少しでペン字です。持ち方をしっかりして中学校に進みましょう。

[岡田明洋]