2025年01月 優秀作品【小学校高学年】

選者選評
【毛筆】大村清琴 【硬筆】佐藤綵雲

毛筆

※作品は押すと単体で表示されます

<小4 七段>
坂田 愛純
形をととのえ半紙いっぱいに大きくまとめました。
<小4 四段>
青木 理緒
まっすぐのたて画にそれぞれのちがいが表れています。
<小4 特級>
山口 紗幸
しっかりと筆の向きをかえ筆先をととのえた折れがりっぱです。
<小4 6級>
今村 弥愛
一文字一文字が堂々としていてたくましい作品です。
<小4 6級>
木田 日菜子
ていねいに注意深く筆を進めています。
<小5 九段>
貞松 杏
基本がしっかり身についた作品です。名前も立派です。
<小5 八段>
土切 仁湖
筆を運ぶ速さに変化をつけようとする努力がうかがえます。
<小5 七段>
竹内 天花
へんとつくり、上と下の部分の組み合わせが良いです。
<小5 六段>
佐野 華音
骨組みがしっかりとし形が整然としています。
<小5 五段>
小幡 隼大
慣れた筆さばきが感じられる安定した作品です。
<小5 四段>
𠮷永 太陽
垂直なたて画を書くために筆の動かし方を工夫しました。
<小6 特待生>
深谷 ゆり
1文字の画数と太さ、4文字の調和がとれた作品です。
<小6 特待生>
長岡 璃奈
大きく、でも文字同士が接しないよう配慮しています。
<小6 二段>
井出 龍海
4文字の呼吸がぴったりと合ったすばらしい作品です。
【選出所感】
ごめんなさい。四年生の課題にしては難しすぎましたね。「世」は空間の広さを考えましょう。「界」は下のパーツの高さと大きさを考えたかったね。最後の二本の高さの違いで、字の形が変わってしまいます。”の”の二つ目のとめでふでがうらがえしになるといいね。”友”さいごのはらいは、しっかりと三角形をつくりましょう。
“細雪”ささめゆきと読みますよ。イトヘンが背骨(中心線)までいかないように。形よくかけたのは寧さん、甚太くん、佳槻くん、莉菜さん。自信をもってイトヘンをかきましょう。雲のアメカンムリはすこし右サイドを広くすると良いね。
さすがに六年生です。落ち着いてかけました。四季の書で学んだ一本の線のきちんとした入り方、そして充実した収筆まで進んだ線。ワンプッシュした収筆(線の終わり)すべてしっかりと引けていました。

[岡田明洋]

硬筆

<小4 八段>
川原 範幸
おのおのの文字に強弱をつけて、はぎれよさと美しさを感じます。
<小4 六段>
榎本 美咲
文字の大きさがそろってきれいに出来ている。仮名も氏名も良いですね。
<小4 特級>
山河 隼也
縦画が多くて大変でしたね。元気一杯に書けました。
<小4 6級>
菊谷 花奈美
おのおのの字がますを上手く使ってしっかりと書いています。
<小5 九段>
貞松 杏
左右の払い方がとても勢いもありきれいに書けていました。
<小5 七段>
土切 仁湖
字の大きさがそろい明るい作品になりました。ていねいさも感じる。
<小5 二段>
原田 和虹
漢字もカタカナも安定感があって、きれいに書けています。
<小5 二段>
髙橋 莉菜
漢字をはじめ、かなも起筆・収筆を考えて書いて伸びやかな作品です。
<小5 初段>
望月 寧
かなとカタカナがとても上手に出来ました。漢字もていねいです。
<小5 初段>
小幡 隼大
紙面いっぱいに力強くのびのびと書いていて頼もしいね。
<小6 特待生>
青島 歩
きれいな筆づかいで紙面から余裕さえ感じます。
<小6 特待生>
深谷 ゆり
筆力の加減がしっかり出来ている。素晴らしい作です。氏名もきれい。
【選出所感】
四年生。硬筆において、書く力が同じになってきました。誰が掲載されてもおかしくはありません。ただ左はらいの先がとがっているか、右はらいが、とまってからはらっているかなど、こまかい点が選ばれたかどうかの違いです。また、牧、協、極、料などの縦画が一直線になっていると良いですね。
五年生。みんなも勇気をもらっているアンパンマン。そして更にみんなに感動をあたえた陸前高田の松の木。文字を書くことによって気持ちを奮い立たせることが出来ますね。そのようなことを「文字精霊(もじせいれい)」といいます。文字に言霊(ことだま)が宿るとも言います。文字を大切にして書きましょう。
六年生。あと三か月で小学生生活もおしまいになります。いろいろな学校からくる新しいお友達ができます。井の中の蛙で終わらないように、新たな課題を見つけましょう。そんな意味でペン字を習ってもらっています。

[岡田明洋]