2023年08月 優秀作品【小学校高学年】

選者選評
【毛筆】澤琴舟 【硬筆】沖村春岑

毛筆

※作品は押すと単体で表示されます

<小4 五段>
貞松 杏
四文字がとてもよくそろっていてさわやかです。
<小4 五段>
土切 仁湖
一画目の筆のはいり方が、とてもていねいです。
<小4 初段>
𠮷永 太陽
元気いっぱい、たのしい水遊びになりました。
<小5 特待生>
深谷 ゆり
ヘンとツクリのバランスが、じょうずに書けています。
<小5 特待生>
青島 歩
大きく、どうどうとしたお清書になりました。
<小5 十段>
長岡 璃奈
入筆、収筆が、ゆっくり気持ちをこめて書けました。
<小5 五段>
平野 真千子
紙の中心に、強い線で書けました。名前もしっかり!
<小5 二段>
塩見 心
やさしい雨になりました。線が伸びやかになりました。
<小5 1級>
塩田 仁央
ていねいに書けています。その気持ちが大切ですね。
<小6 八段>
渡邉 寿鶴
夜空いっぱいの星が見えるようなスケールの大きな作品。
<小6 六段>
青木 史織
りっぱな星が、かがやきました。転折の力強さが素敵!
<小6 五段>
谷 駿佑
字の中心がそろっていて、すっきりしています。
<小6 四段>
中司 沙英
墨の入りもよく、落ち着きのある作品が書けました。
<小6 7級>
小嶋 明里
広い夜空を感じます。この力強さを大切にして書こう。
【選出所感】
「水あそび」は漢字の「水」を大きく、ひらがなの「あそび」を小さく書きたかったですね。硬筆のアドバイスで書いているように、「漢字大きく、平仮名小さく」です。「水」のハネ、ハライをしっかり書かないと小さく見えてしまいます。中心線もすこし左に引くと最後の右払いの長さがでます。
「梅雨」は、右上がりの統一がむずかしかったようです。「毎」の二画目、四画目、六画目はすべて右上がりです。六画目が下がってしまった作品が多かったです。どのような課題でも、右上がりの角度と長さをしっかりと確認してから書くようにしたいですね。
「満点の星」基本点画が出来ているかどうかを確認できる課題でしたね。「満」のサンズイ、上部の上下の空間、下部の左右の空間が均等に引けましたか。「天」の左右のはらい。よく出題される「の」。右上がりの統一が見られる「星」。掲載されなかった生徒も真剣に書いているのは、充分に伝わってきます。気持ちをしっかりもって夏休みの課題を書きましょう。

[岡田明洋]

硬筆

<小4 初段>
𠮷永 太陽
一文字ずつ集中してしっかりと書けました。
<小4 1級>
杉山 林檎
堂々とりっぱに書けました。入画もしっかりしています。
<小4 5級>
原田 和虹
心をこめてゆっくりと線を引いています。この調子で。
<小5 十段>
深谷 ゆり
しっかりとした安定した線と正確な字形がすばらしい。
<小5 十段>
青島 歩
明るくスケールの大きな気持ちの良い字です。
<小5 五段>
松村 直太朗
ていねいに書かれた、落ちつきのあるやさしい字です。
<小6 特待生>
渡邉 寿鶴
さすが特待生。線がイキイキしています。
<小6 八段>
小泉 奈央
まじめな、きちんとした書きぶりが好印象な作。
<小6 六段>
村田 星夜
一点一角を大切にして書いています。立派です。
<小6 五段>
中司 沙英
ハネやハライに良く気をつけてきれいに書けています。
<小6 五段>
青木 史織
字形が良くとれていて、ハライの線が美しい。
<小6 五段>
福島 舞花
くせのない、明るい線がすてきです。
【選出所感】
三年生と四年生を比べると、本当に四年生の漢字は難しくなりますね。上手に書くためには、偏と旁の字の偏の幅を考えると良いですね。偏が中心線までいく字はあまり多くありません。
ころもへん(初)ごんべん(試)かたへん(旗)きへん(栃)つちへん(埼)さんずい(潟)みんな中心線まではいかない狭い幅ですよ。観と静の偏は中心線までです。
五年生の「雑、朝、部」は中心線までいく偏です。「構、能、桜、演、終」の偏は幅の狭い偏です。偏の幅を理解するだけでも、漢字の形が見違えるほどよくなります。是非、小学校高学年の皆さんはこの点を考慮して漢字を書いてください。
六年生は偏の幅だけではなく、中心線を活用して文字を書きましょう。更に文字の左右の空き具合を意識すると行立ちが美しく感じますよ。奏さん、愛浬さん、すこし文字が左に寄っていましたよ。文字の形は良いのですが、行が蛇行していたのが残念でした。

[岡田明洋]