2023年07月 優秀作品【小学校高学年】

選者選評
【毛筆】濱田芳竹 【硬筆】大村清琴

毛筆

※作品は押すと単体で表示されます

<小4 三段>
浅山 佳槻
真剣な作。墨を濃くすればもっと良くなります。
<小4 特級>
𠮷永 太陽
どっしりとしています。力の入れ方が見事。
<小4 特級>
佐野 華音
墨を入れた豊かな線がいいですね。
<小4 4級>
望月 寧
字も名前も気持ちを入れて書いています。
<小5 特待生>
深谷 ゆり
起筆の入り方に力がみなぎっています。この調子!
<小5 特待生>
青島 歩
墨の色がとてもきれいです。谷の左払いに注意!
<小5 十段>
長岡 璃奈
力強く書けています。元気一杯の作品。
<小5 五段>
平野 真千子
豊かな線で谷あいの川の水の音が聞こえてきます。
<小5 特級>
飯塚 琉誠
やさしくのどかな川の風景が浮かんできます。
<小6 六段>
青木 史織
細身ながらも、鋭いタッチで筆が運ばれています。
<小6 六段>
小泉 奈央
とても勢いのいいお魚!ハネの形も美しい。
<小6 五段>
谷 駿佑
お手本をみてよく書けています。空間のとり方も良い。
<小6 四段>
中司 沙英
大らかによく書けています。飛が特に良い!
<小6 四段>
坂田 愛浬
起筆がしっかりして、落ち着きのある作品です。
【選出所感】
四年生の皆さんは、着実に力をつけていますね。「山」は言うことなしです。「海」のさんずいの打つ位置。「毎」の右上がりの統一感が出るとみんな掲載されましたよ。「毎」の一画目、三画目はせぼね(中心線)が来ます。そこはポイントです。しっかりかくにんしましょうね。学年と名前も上手になってきました。
「はね・とめ・はらい」と「の」と「転折」のお勉強。どのせんを上手に書こうと努力しましたか。「川」はドレミの高さだよ。2級の仁史さん、拓未さん。一生懸命書いているのが伝わります。そして字を書くのが楽しくなっているのではないでしょうか。あと少しで掲載版でした。この調子で頑張ろう。
「飛魚」で抑えておきたかった点は、せぼね(中心線)で字が揃うことです。そして、中心線に書かれた縦画の左右の空間が大切です。ほんの少し、右サイドが広いと良かったね。「飛」の点と「魚」の点の力の入れ方が、随分と違うのもポイントでした。

[岡田明洋]

硬筆

<小4 七段>
貞松 杏
鉛筆の正しい持ち方や力の入れ方が起筆に表れています。
<小4 四段>
竹内 天花
どの文字もしっかりと正面を向いた立派な作品です。
<小4 三段>
土切 仁湖
一文字一文字が大きくのびのびと書かれています。
<小5 十段>
青島 歩
基本を身につけ、自信を持って書いている様子が表れています。
<小5 十段>
深谷 ゆり
文字を書くことへの思い入れが感じられる立派な作品です。
<小5 九段>
長岡 璃奈
すっきりとした線ですがすがしさを感じる作品です。
<小5 六段>
平野 真千子
最後まで集中して、しっかりと書いています。
<小6 特待生>
渡邉 寿鶴
なめらかに鉛筆が動いている様子がうかがえます。
<小6 八段>
小泉 奈央
横画が少し右上がりになる具合がほどよく、まとまっています。
<小6 六段>
村田 星夜
お手本と見比べながら真剣に取り組んでいる姿が見えます。
<小6 五段>
青木 史織
素直な書きぶりで、明るさが感じられる作品です。
<小6 五段>
福島 舞花
一字一字に心をこめ、ていねいに書かれた作品です。
<小6 初段>
小野 奏
整った文字の中にやわらかさが感じられます。
<小6 7級>
小嶋 明里
お手本を確認しながら一生懸命書いています。
【選出所感】
小学四年生で特に書き順を間違いやすい漢字は「成、好、印、必」ですね。もう一度しっかり書き順を確認しましょう。
ひらがなことばあそび。「上が外・下が内」”て・と・そ・を”の左回りのカーブの字は、この合言葉。結びは「さがって、あがって、あがって、さがる」です。四年生はそこがまだしっかりと覚えきれていません。
五年生は、「可、銅、報、確、備、世」大丈夫ですか。ここ2,3ヶ月六年生のことをとてもほめていますが、五年生の皆さんも六年生に負けないくらい良くなってきています。特待生に合格した歩さん、ゆりさんにつづくように、みんなが真剣に取り組んでいることが良く伝わってきます。「切磋琢磨」素敵な言葉ですね。
小学生の模範になるような六年生の取り組みです。時に早書きすると字形が崩れてしまうことがあるかもしれませんが、基本的にこれほどしっかりと楷書を書ければ大丈夫です。楷書は①右上がり②起筆、送筆、収筆の3ポイントがあることが大切です。本当にみんなしっかりと書いています。

[岡田明洋]