選者選評 野々山 鶴僊
毛筆
※作品は押すと単体で表示されます
【選出所感】
4年生の「日光」をそれぞれパーツに分けて説明してみましょう。 「たて画」「折れ」「横画」「横画」で「日」が書かれます。「 光」は「たて画」「点」「はらい」「横画」「はらい」「まがり」 となりますね。書写の教科書では「ななめほさきちゃん」 と書いてありますからしっかり10時半の方向で入りましょう。 それぞれの点画の種類によって、 力の入れ方や毛先の用い方が違うので、 よく見て考えて書きましょう。今回は「横画」は細く、「たて画」 は太くということを覚えておいてください。
「成長」は5年生の教科書に載っています。 画の始筆どうしが付くときの筆順のルールを覚えてください。「 先に書く方が出る」ということです。原・反は、横線から。皮・ 感・馬は上に始筆が出ます。
6年生の「新しい朝」スマホ版には、 選ばれなかった作品もその差はほとんどありませんでした。「新」 が少し細かった。反対に「朝」 がちょっと太かった作品は残念でした。「い」 の気脈が悪いということで載せられなかったものもありました。 小学校をリードしてくれる皆さんに成長したことがうかがえる作品 ばかりで嬉しく思いました。
4年生の「日光」をそれぞれパーツに分けて説明してみましょう。
「成長」は5年生の教科書に載っています。
6年生の「新しい朝」スマホ版には、
硬筆
【選出所感】
漢字だけで24個。 すべての漢字の筆順チェックをしてからの書写です。「牛」 の時は最後が縦画でですが、 牛偏になったらツクリの方につなぐので、 下の横線が最後になります。「手」と手偏も同様ですね。「方」 や「万」もはねてからはらいに向かうと覚えておきましょう。「 可」「河」「何」も「横画、口、縦画」と覚えましょう。 口を最後に書くと、口が一画目よりも左に出てしまい、 変な字形になってしまいます。「やまいだれ」を「ニスイ」 から書いたら、まったくおかしい字形となります。 このように筆順と字形はとても関連があるので、 書写をする前には、必ず、筆順チェックをしましょう。5年生は、 飛・印・成・験・必・希はしっかりおさえましょう。 スマホ版になった生徒の作品でも何かおかしいなと思うような字形 をしたものもあります。 24文字すべての字形が良いということはありませんので、 やはり今回の課題は相当難しかったと思います。 上下の空け方がまずいのでしょうね。基本的に上の空きが少なく、 下の空きを広くするように書けば、良いと思います。 積極的に上から書きましょうということです。
6年生は硬筆も甲乙つけがたく、3点しか選べませんでしたが、 この3点とも重心の位置がしっかりと安定しています。是非、 5年生はこの6年生の作品を参考にしてください。
基本的に漢字は「上から下」「左から右」 というルールがしっかり守られています。「貫くたて画は最後」 ということで、「用」や「備」はたて画が最後。「 止めるたて画は先」ということで「田」や「再」 はたて画を先に書きます。
漢字だけで24個。
6年生は硬筆も甲乙つけがたく、3点しか選べませんでしたが、
基本的に漢字は「上から下」「左から右」