2021年3月 優秀作品【小学校高学年】

選者選評 大村清琴 沖村春岑

毛筆

※作品は押すと単体で表示されます

<小4 八段>
青島 和
正確な筆づかいで、ハライや収筆がとても美しい。
<小4 七段>
遠藤 有衣
おおらかな書き振り。いきいきとした作品です。
<小4 四段>
末永 実以
黒々としっかり墨の入った線。きれいです。
<小5 特待生>
深谷 志歩
ハライの最後まで気持ちのこもったすばらしい作品です。
<小5 九段>
永嶋 祐衣
半紙に墨がしっかりと入った力強い作。
<小5 七段>
佐久間 大和
入画、運筆、収筆、どれもきちんとしっかり出来ました。
<小5 四段>
布施 日夏里
スケールの大きな字。折れがきれいに書けています。
<小5 三段>
神谷 珠希
のびのびと立派に書けました。明るい作品です。
<小5 二段>
鈴木 紬
とても素直に書いています。やさしさを感じる作。
<小6 特待生>
鈴木 昊
筆がよく立って、すっきりとした美しい作品。
<小6 特待生>
青島 庵
強く安定した線がすばらしい。
<小6 十段>
長岡 柚奈
毛筆らしい柔らかな線がとても魅力的です。
<小6 四段>
須藤 日奈子
入筆、収筆がとても上手。きれいに仕上りました。
<小6 三段>
太田 侑希
のびのびとした書き振りがとても気持ちの良い作。
【選出所感】
四年生の「新芽」は複体と単体・左右と上下と異なる文字構造の二字です。最後まで一貫させて書いた3点は見事です。墨の入り方もとてもしっかりしていて見映えのする書き方です。
五年生の「山里の春」は点画の基本となる文字ばかりです。起筆・送筆・収筆の安定感。里と春の空間の統一さなど、チェックするところ満載です。「の」の筆の返しも難しいですが、お習字では「の」は多くの課題で出てきますのでしっかり筆の返し・傾きを覚えましょう。
六年生の「流泉」は清らかさを感じさせる作品ばかりでした。誰がスマホ版になってもおかしくないほどでした。このような様子を切磋琢磨といいます。友達の良い書き振りを見て、自分の欠点を直すとより一層上達すると思います。

硬筆

<小4 七段>
遠藤 有衣
堂々と大きく立派に元気良く書けました。
<小4 四段>
竹内 楓夏
入画がしっかりできています。ハライも上手ですね。
<小4 二段>
小林 凜々花
それぞれの字が整っていて全体がきれいに見えます。
<小5 八段>
松浦 陽菜
強い線が安定感抜群。堂々たる作品です。
<小5 八段>
梅村 桃子
すっきりとした線で字形も正確。美しい作。
<小5 七段>
新村 奏斗
入画からとてもていねいにしっかり書けています。
<小5 五段>
小泉 知輝
力強い線。ハネやハライが美しいです。
<小5  三段>
川﨑 汐音
キレ味の良い線。すがすがしい作品です。
<小6 特待生>
青島 庵
運筆、字形ともに抜群です。すばらしい。
<小6  九段>
渡邉 奈央
明るい素直な字です。全体のバランスが良い。
<小6 三段>
山田 康紀
右ハライ、左ハライ、止め、ハネ、とても上手です。
<小6 2級>
中司 杏実
真面目にていねいに書けました。良い作品です。
【お習字のお話】
今月から、座布団を丸めて紐で縛ったものをお尻の下に入れて背すじを伸ばして書いてもらうことにしました。広野の生徒のみなさんは、座布団を丸めたものの上で、あぐらをかいて書くことになります。正座で書くように四十年以上指導してきましたが、初めてあぐらで書かせてみました。お尻に座布団を丸めたものを敷いてあぐらで書かせた方が、断然、背すじが伸びて姿勢が綺麗になりました。実は正座は「危座」と呼ばれ、徳川三代将軍家光が家臣に襲われないように、しびれのくる足の組み方にさせたのがルーツのようです。その後、明治になってから、危うい座り方を改めて、かしこまった座り方という意味で、正座になったようです。背すじを伸ばすとしっかりとした文字が書けるようになります。(中学生の部に続きます。是非お読みください。)