選者選評 岡田明洋
漢字規定部(師範合格者)
※作品は押すと単体で表示されます
漢字規定部(昇段試験合格者)
【選出所感】
「四季の書」を開設して、丸五年が経過しようとしています。今秋の昇段試験で目出たく斎藤睦さんが師範に合格されました。この五年間で新師範が15名輩出されましたが、いずれの方も前の競書雑誌からの段級を受け継いだものです。23年春と24年春の昇段試験では、新師範を選出せずにいましたから、容易に師範になれるものではないと思っています。睦さんも難関であった臨書と実用書の課題をクリアしてのものです。臨書課題は褚遂良と伝えられているだけで、技法的にはあまり上等ではない蘭亭序の臨書本であっただけに、半切で書いても美しく見えない文字も多くあって、臨書するにも骨が折れたことと思います。実用書は指の操作法やら、線の引き方のトレーニング法まで、この期に及んでも私からあれこれ指導を受けていましたから、心が折れそうになったかもしれませんが、よく耐えて締切前日まで書き込んでくれました。
最後まであきらめなかった努力を糧に、今後も精進ください。誠にお目出とうございました。
「四季の書」を開設して、丸五年が経過しようとしています。今秋の昇段試験で目出たく斎藤睦さんが師範に合格されました。この五年間で新師範が15名輩出されましたが、いずれの方も前の競書雑誌からの段級を受け継いだものです。23年春と24年春の昇段試験では、新師範を選出せずにいましたから、容易に師範になれるものではないと思っています。睦さんも難関であった臨書と実用書の課題をクリアしてのものです。臨書課題は褚遂良と伝えられているだけで、技法的にはあまり上等ではない蘭亭序の臨書本であっただけに、半切で書いても美しく見えない文字も多くあって、臨書するにも骨が折れたことと思います。実用書は指の操作法やら、線の引き方のトレーニング法まで、この期に及んでも私からあれこれ指導を受けていましたから、心が折れそうになったかもしれませんが、よく耐えて締切前日まで書き込んでくれました。
最後まであきらめなかった努力を糧に、今後も精進ください。誠にお目出とうございました。
[岡田明洋]
漢字規定部(月例課題)
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条幅部
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【選出所感】
過去を振り返って条幅手本を見ております。21年は蘭亭序・皇甫誕碑・米芾・曹全碑。22年は趙孟頫・智永の真書。三か月ごとにその繰り返し。23年は、智永草書と皇甫誕碑の繰り返し。これらは比較的平易で学習しやすい古典と思われます。趙子昂(趙孟頫)などは、成瀬映山先生の言に”この頃は趙子昂は人気がないのね。今の人はああいうものを無視して芸術しちゃうのかな(笑)やっぱりいけないよね”とあります。(中国法書ガイド「董其昌集」)Web書道・四季の書の立ち上げ早々の課題でしたから、奇異なものではなく、筆運びが明快な古典群を選びました。
先般”先生の学んだところを学ぶように”と記しましたが、そんなようなつもりで臨書課題を扱ってきました。ただ、これだと私のコンタクトレンズで古典を見ることになってしまうのではないかと、条幅で臨書を扱うことを24年からやめてしまいました。
ご自分で好きな古典を見出して、条幅に取り組んでいただけたらと思います。
過去を振り返って条幅手本を見ております。21年は蘭亭序・皇甫誕碑・米芾・曹全碑。22年は趙孟頫・智永の真書。三か月ごとにその繰り返し。23年は、智永草書と皇甫誕碑の繰り返し。これらは比較的平易で学習しやすい古典と思われます。趙子昂(趙孟頫)などは、成瀬映山先生の言に”この頃は趙子昂は人気がないのね。今の人はああいうものを無視して芸術しちゃうのかな(笑)やっぱりいけないよね”とあります。(中国法書ガイド「董其昌集」)Web書道・四季の書の立ち上げ早々の課題でしたから、奇異なものではなく、筆運びが明快な古典群を選びました。
先般”先生の学んだところを学ぶように”と記しましたが、そんなようなつもりで臨書課題を扱ってきました。ただ、これだと私のコンタクトレンズで古典を見ることになってしまうのではないかと、条幅で臨書を扱うことを24年からやめてしまいました。
ご自分で好きな古典を見出して、条幅に取り組んでいただけたらと思います。
[岡田明洋]
実用書部
【選出所感】
一字をみるととてもしっかり書かれている作品を多く目にしました。細字の大牟田、八女は造型的にも右サイドを広くとって唐代楷書を基準とした結構を取ってくれていましたが、縦画の懸針がすっきりと引けていないものが散見できます。市・柳・川など縦画は、まずは、力強く入って、筆を立ててから、直下に向かって伸びやかに筆を運び、終筆はゆっくりと払います。出品用紙のマスの左右のラインの上で起筆をしっかり作ってから1.5cmの縦線を何十本も引いて、基本運動を指先に叩き込みましょう。
ペン字は、地名も和歌もやはり文字が大きすぎるようです。お手本の左右の幅を見比べてみてください。転折のところで力を入れすぎているのも気になります。必要以上に筆圧をかけると転折にお団子ができて、折角の流れを阻止してしまいますよ。
今月は実用書の昇段試験です。たくさん書いて、優秀作品を応募してください。
一字をみるととてもしっかり書かれている作品を多く目にしました。細字の大牟田、八女は造型的にも右サイドを広くとって唐代楷書を基準とした結構を取ってくれていましたが、縦画の懸針がすっきりと引けていないものが散見できます。市・柳・川など縦画は、まずは、力強く入って、筆を立ててから、直下に向かって伸びやかに筆を運び、終筆はゆっくりと払います。出品用紙のマスの左右のラインの上で起筆をしっかり作ってから1.5cmの縦線を何十本も引いて、基本運動を指先に叩き込みましょう。
ペン字は、地名も和歌もやはり文字が大きすぎるようです。お手本の左右の幅を見比べてみてください。転折のところで力を入れすぎているのも気になります。必要以上に筆圧をかけると転折にお団子ができて、折角の流れを阻止してしまいますよ。
今月は実用書の昇段試験です。たくさん書いて、優秀作品を応募してください。
[岡田明洋]



















