2021年8月 優秀作品【小学校高学年】

選者選評 大村清琴

毛筆

※作品は押すと単体で表示されます

<小4 四段>
白鳥 快
漢字どうしの大きさに気をつけて書いています。
<小4 二段>
松本 和奏
筆にたっぷりと墨を含ませ、ゆったりと書きました。
<小4 二段>
村田 星夜
等間かくの横線や灬の下のあきが、きちんとできています。
<小5 九段>
青島 和
一文字の字形が整い四文字をうまく構成しています。
<小5 八段>
遠藤 有衣
点や画のつながりがとてもよくできています。
<小5 五段>
竹内 楓夏
線のまがりやそり、はね、とめなどしっかりできました。
<小5 三段>
中澤 日菜
すっきりした文字で伸び伸びと書いています。
<小5 5級>
桝谷 望莉
お手本をよく見て集中して書いている様子がわかります。
<小6 九段>
梅村 桃子
三つの部分の位置や大きさがうまく整っています。
<小6 九段>
浦 ひまり
大きく、たくさんの水をたたえた湖を思い浮かべます。
<小6 九段>
松浦 陽菜
きれの良い線ですっきりとまとめました。
<小6 八段>
長島 楓
長いたて画の線を充実させようとがんばる気持ちが見えます。
<小6 四段>
鈴木 紬
はねやはらいの筆の先がしっかりとまとまっています。
<小6 四段>
川﨑 汐音
ゆっくりと筆を強く紙面に当てて書いています。
【選出所感】
「白馬」は書写の教科書に載っている課題です。等間隔の右上がり、折れの力強さ。馬の最後の点4つの打ち方などチェックするところはたくさんあります。トータルでは、横線が弱く、縦線強くの印象がでると、作品が見映えしますよ。
「ふるさと」も教科書にあります。教科書のお手本は小さく見えますが、皆さんは大きなふるさとを書いてくれました。「ふ」はつながりの意識、「る」は折れとむすび、「さ」は2画目と3画目のつながり、「と」はひらがなには珍しい左カーブ。上が外、下が内(鬼は外、福は内のパロディーです)しっかり覚えてください。「を」と「て」も同じです。
「湖」も教科書の課題です。3つのパーツをどのように組み立てて、どの位置に書くかがポイントになります。スマホ版以外にも堂々と伸びやかに書かれた作品が多く嬉しかったです。すこし大きすぎて、月の右サイドの余白が足りなかった生徒は残念でした。スマホ版は無理なく自然体で書かれていた作品を選出しました。

硬筆

<小4 六段>
渡邉 寿鶴
一画の最後まできをゆるめずしっかりと書いています。
<小4 特級>
中司 沙英
字形に気を配り、集中して一生懸命取り組みました。
<小4 1級>
青木 史織
鉛筆を正しく持った、筆圧を感じる作品です。
<小5 九段>
青島 和
正確な文字で、紙面が安定しています。
<小5 五段>
竹内 楓夏
一点一画をていねいに落ち着いて書きました。
<小5 3級>
桝谷 望莉
漢字の部分ごとの高さや中心に注意して書いています。
<小6 特待生>
深谷 志歩
生き生きとした線で元気がわいてくる作品です。
<小6 九段>
梅村 桃子
素直な書きぶりで全体のバランスがとれています。
<小6 七段>
布施 日夏里
力のこもった線で大きく伸び伸びと書いています。
<小6 四段>
花岡 漣
特に横画の線がまっすぐにしっかりと書けています。
<小6 四段>
神谷 珠希
一点一画の長さや方向を確かめながら書いています。
<小6 三段>
鈴木 紬
力むことなくすっきりとした線で全体をまとめました。
【選出所感】
四年生は五段から特級までの生徒は少し線が太くて、波を打っていました。スマホ版の皆さんはそこがシャープな線ですっきりしていたように思います。同級生の作品だけでなく、五年生、六年生の作品と見比べてみましょう。課題としては下の二段、観旗・道順・建物の画数の多い字で気を抜かないことも大切ですよ。
五年生の皆さんは書き方に安定感がありました。比較的画数が少ない字で複体ばかりの字でしたので、大小がそろっていたのも良かったですね。特に楓夏さんは課題であった左払いが見違えるほどすっきり払っていましたね。気持ちの迷いがなく、伸びやかな左払いです。このように自分の欠点が直れば、書くことが一層楽しくなると思います。
六年生は難易度の高い字ばかりでしたが、中心線が左右に揺れることなく芯の通った一行目でした。口と田の違いもスマホ版の子はみんなしっかりと書き分けていました。流石です。本文も漢字を立派に平仮名を少し小さく書いて漢字と仮名が上手に調和していました。夏休みを前にして、皆さんがより最上級生にふさわしい字を書いてくれたことが嬉しいです。