2026年03月 お手本【一般 臨書部】

臨書部

「臨 米芾李太師帖」
若篆榴謝安格

PDF

米芾の大きな特徴は“左傾”に文字を構えていることでしょう。今月の「若」と「篆」はまさに、そこは見逃さないで下さい。クサカンムリを左に置いて、右は右下方向に構えています。篆もタケカンムリに対して下部は右下に位置していますね。ともに、クサカンムリとタケカンムリの空間を広くとって頭でっかちに作っています。
榴は、若篆が縦長であったのに比べ、扁平にして安定感を生んでいます。キヘンの一画目の存在感は見事です。
謝は、苕溪詩巻の中にも見えますが、こちらは、随分と右上がりと縦長が強調されています。榴を受けてこちらも扁平に見える型です。
安は、側筆を用いて淡々と小粒にまとめているだけの表現です。原帖は安と格がもっと離れて字間の広がりを見せていましたが、私の範書は、半紙の中で無理やりまとめた感は否めません。