2025年12月 優秀作品【中学生】

選者選評
【毛筆】鈴木白峰 【硬筆】望月碧雲

毛筆

※作品は押すと単体で表示されます

<中1 特待生>
深谷 ゆり
力強い線で、文字通り豊かさが感じられます。
<中2 八段>
中司 沙英
丸みや柔らかさのある線で大らかな作品です。
<中2 七段>
小嶋 明里
たっぷりの墨量ながら、線の太さに変化をつけました。
<中2 六段>
小野 奏
おおらかな書きぶりで行書を書く楽しさが伝わります。
【選出所感】
今年のお米の穫れ高は、9年ぶりの高水準のようです。お米が買いやすくなるといいですね。そのような思いも込めての「豊年満作」でした。
掲載された作品も、もっと豊かな墨使いをしてくれたらよかったですね。皆さん墨池には、三日月型の突起物がありますが、そこで必要以上に筆に含まれている墨をぬぐってはいませんか?最初の一画は毛先にたっぷりと墨を含ませてから筆管を横に寝かしたまま紙面に向かい、起筆の箇所を確認してから筆管を立てます。このようにすると途中で、紙面に墨が垂れることはありません。墨をたっぷりと含ませると、墨の重さが加算され、少しの力の入れ方でも、墨が一気に紙面に溢れてしまいます。墨を含ませた毛先に親指・人差し指の力を入れるのではなく、軸を支える指を意識して入筆しましょう。(これは単鉤法の時です。双鉤法は、薬指を最大限利用します。)

[岡田明洋]

硬筆

<中2 十段>
木谷 駿佑
一、二行目は気迫がペン先に溢れています。三行目強く!
<中2 六段>
小野 奏
ペン先への圧力のかけ方が素敵。特に漢字はどれも大いに佳し。
<中2 五段>
小嶋 明里
繊細な筆圧の変化が素晴らしい。やや左払いが弱いね。
<中3 特待生>
末永 実以
字形よりの、次の線に繋がる連綿のタッチが良く出来た。
【選出所感】
「初霜に負けて倒れし菊の花」となってしまいましたか。
先月号に、特待生が誕生しなかったことを残念に思い、個々に改めてほしい点を書き記しましたが、読んで頂いたのでしょうか。
作品が掲載されなかったら、それで終わるのではなく、「選出所感」の文章を読んで、何が足りなかったかをかんがえて次回作に挑んでいただきたいと思います。
おてほんが悪かったのでしょうか。県名は立派。俳句の五・七まではなかなかしっかり書いていたのですが、最後の行で急に弱くなってしまったように思います。私の書いた「菊」が縦長すぎたのかもしれません。もう少し字幅のある菊にすればよかったのでしょうね。お手本に首を傾げたところはどんどん調整してよい作品を書いてください。

[岡田明洋]