2025年06月 優秀作品【小学校高学年】

選者選評
【毛筆】沖村春岑 【硬筆】大村清琴

毛筆

※作品は押すと単体で表示されます

<小4 六段>
髙橋 太瑛
紙にくいこむような太い線がすばらしい。
<小4 五段>
小野 朔
左ハライの線がとてもきれい。気持ちの良い作品です。
<小4 3級>
渡邉 彩結
堂々と書けました。名前も太く書きましょう。
<小5 九段>
平野 世津子
入画がきれい。線がすっきりとしています。
<小5 八段>
川原 範幸
字形をとるのが上手で、作品全体が落ちついています。
<小5 八段>
坂田 愛純
のびやかな線が作品を大きく見せています。
<小5 五段>
青木 理緒
ゆるぎのない力強い線で仕上げました。
<小5 二段>
山口 紗幸
鋭い入画が魅力的な作品です。
<小5 3級>
菊谷 花奈美
まじめでていねいな書き振りです。きれいな作品。
<小5 6級>
川本 未依
線がとても安定しています。今後が楽しみです。
<小6 十段>
貞松 杏
強い線。くっきりと黒が見えて美しい作品。
<小6 九段>
土切 仁湖
気持ちのこもった線。穏やかさを感じます。
<小6 八段>
竹内 天花
とても素直な運筆で、好感の持てる作品。
<小6 七段>
杉山 林檎
スケールの大きな、気持ちの良い作品です。
<小6 六段>
𠮷永 太陽
じっくりと落ちついて書いているのが良くわかります。
<小6 五段>
望月 寧
すっきりとしていて快晴のイメージそのままの作品。
【選出所感】
さすがに四年生。ほとんどの子が、しっかりとした横画の入り方でした。今回は長いたて画はなかったので、横画勝負でした。横画と左払いのある字は、長い線があとですよ。つまり、左は一から、右・有・希はノからですよ。四年生で残念だったのは名前です。二文字の課題の時は、しっかり学年とフルネームを書きましょう。
“広い世界”は難しかったね。広は左払いがあるので、ムを少し右に書きますよ。世は書き順と空間を均一に取ることが大切になります。縦線の高さの違いもですね。界は重心が高くなりすぎて不安定な作品も多かったかな。でも努力しているのは伝わってきます。
“快晴”快のユ・晴の日と月の転折がキレイに折れ曲がることが出来たかな。横画の収筆はどうでしたか。ギザギザの子は筆を少し早く紙からはなしすぎましたね。右下にお団子のできた子は、力を入れすぎましたね。筆をどのようにつかうか考えて書きましょう。

[岡田明洋]

硬筆

<小4 五段>
髙橋 太瑛
線と線の交わりやせっし方をよくとらえて書いています。
<小4 五段>
小野 朔
線に動きのある生き生きとした作品になりました。
<小4 4級>
渡邉 彩結
細い線でやさしく、おおらかに書きました。
<小4 6級>
井出 圭彦
漢字一文字の中の各部分に目を向けて書いています。
<小5 九段>
川原 範幸
しかっりと右上がり、均等な間かくになっています。
<小5 九段>
平野 世津子
横画同士の角度や間かくがそろい統一感を感じます。
<小5 五段>
青木 理緒
えんぴつの持ち方、動かし方を工夫した様子が見えます。
<小5 1級>
木田 日菜子
大きく堂々と書き、自信作になりました。
<小5 1級>
菊谷 花奈美
画の方向や長さを始筆でしっかりとらえて書いています。
<小6 九段>
竹内 天花
文字の形をとらえる中に心地よいリズムが感じられます。
<小6 七段>
佐野 華音
正確な文字で紙面に統一感が表われています。
<小6 五段>
杉山 林檎
一画一画に力の緩急が見られ、充実した作になりました。
<小6 四段>
原田 和虹
「引き」という起筆の技に取り組んでいます。
<小6 二段>
小幡 隼大
横画の適度な右上がりにより全体的な調和があります。
【選出所感】
四年生は、横線が上がったり、下がったり、まだ不安定ですよ。横線はすべて右上がりですよ。そして等かんかくにしましょう。一番下にある横線は、少しお山(アーチ状)にすると右上がりを抑えて安定感が出ます。一年生のこうひつのところに書いた持ち方をもう一度皆さんも読んでください。
五年生は、級の子でも、とても落ち着いて書いているので、これからどんどん級が上がっていくと思います。この調子で前向きにお習字をしてください。段以上の子は少しマンネリ化しているかな。もう一度初心に帰って、字の形、大きさ、スピードなどしっかりとお手本と見比べる習慣をつけましょう。
六年生はやや早書きの感じがします。起筆のところで一度ひとさしゆびの指紋のところに力をゆっくり入れてペンを運ぶようにすれば、みんなグレードアップすると思います。掲載される方とみんなは紙一重なのですから。

[岡田明洋]