選者選評
【毛筆】望月碧雲 【硬筆】古川倖帆
毛筆
※作品は押すと単体で表示されます
【選出所感】
沙英さん、力むことなく自然体で伸びやかに書けていますが、もう一つ穂先を紙面から離さないようにするともっとよくなります。紙面上をジャンプすることなく、スケーティングするつもりで呼吸を長くしましょう。
実以さん、お母さんのまさ子さんもあなたの特待生の言葉を読んで喜んでいると思いますよ。「睡蓮」は穂先を包み込みすぎて、蔵鋒になりすぎて線が重く感じてしまいました。名前のようにサラッと書くといいね。
里優さん、ゆったりとした伸びやかな線が魅力ですが、「垂」の部分に気脈が感じられなかったのが残念でした。名前も優美に書けていていいですね。
沙英さん、力むことなく自然体で伸びやかに書けていますが、もう一つ穂先を紙面から離さないようにするともっとよくなります。紙面上をジャンプすることなく、スケーティングするつもりで呼吸を長くしましょう。
実以さん、お母さんのまさ子さんもあなたの特待生の言葉を読んで喜んでいると思いますよ。「睡蓮」は穂先を包み込みすぎて、蔵鋒になりすぎて線が重く感じてしまいました。名前のようにサラッと書くといいね。
里優さん、ゆったりとした伸びやかな線が魅力ですが、「垂」の部分に気脈が感じられなかったのが残念でした。名前も優美に書けていていいですね。
[岡田明洋]
硬筆
【選出所感】
平仮名を作っているもとの漢字、つまり字母ということに関心を持っていただいたのではないでしょうか。平仮名と草書は親子の関係のようなものですね。於と幾が「お」と「き」になるのは、すこし困難な気持ちもしますがこんな風に連続したり、省略したりするのだなぁ、と思ってくれるだけで嬉しいです。
今年度から俳句をモチーフにしていますので、原則的に一字一マスでお手本も書いていますが、上級生などは、マスにこだわらないで書いていただいても構いません。「ゆく」を連綿線を用いて書いても良かったですね。「いつも」の「つも」もつなげて書いても構いません。右下から左上につながるような時は連綿線を用いない方が無難でしょう。
平仮名を作っているもとの漢字、つまり字母ということに関心を持っていただいたのではないでしょうか。平仮名と草書は親子の関係のようなものですね。於と幾が「お」と「き」になるのは、すこし困難な気持ちもしますがこんな風に連続したり、省略したりするのだなぁ、と思ってくれるだけで嬉しいです。
今年度から俳句をモチーフにしていますので、原則的に一字一マスでお手本も書いていますが、上級生などは、マスにこだわらないで書いていただいても構いません。「ゆく」を連綿線を用いて書いても良かったですね。「いつも」の「つも」もつなげて書いても構いません。右下から左上につながるような時は連綿線を用いない方が無難でしょう。
[岡田明洋]